お年玉の由来について~昔はお金ではなかった!?~

最終更新:2020年12月15日

お正月といえば餅つきや初詣などがありますが、お年玉も思い浮かぶことでしょう。ところで、このお年玉がどのようにして誕生したのか気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、お年玉の歴史や始まりなど由来に関わる情報について触れつつ、現代のようにお金を渡すまでに至った経緯なども紹介します。

  • 目次

お年玉の由来を知っていますか?

お年玉というのは昔からお金だったわけではないことをご存知でしょうか。ここでは、お年玉の由来と海外でのお年玉事情などについて紹介します。

お年玉の由来は御歳魂から

お年玉の由来は、御歳魂という言葉から来ています。御歳魂というのは、正月に歳神(年神)を迎えるためにお供えされた丸い鏡餅のことを指しており、お供えした後に家族に分け与えられていました。

また、その餅は年神の生命ともされており、家族に分け与えることで一年を無事に過ごせるように祈るという宗教的な一面もあります。
なお、分け与える行為は年神の代理人とされた家長が行いました。

お年玉のマナーとは?

お年玉を渡す際には、いくつかのマナーがあります。例えば、新札の紙幣を渡したり、奇数の金額に揃えたりなど。また、お年玉は目上の人が目下の人に渡すこと自体はOKですが、反対に目下の人が目上の人が渡すのはNGです。このことは、目上の人の子供に対しても同様のことであり、もし渡したいのであれば現金以外のものを渡すと良いでしょう。

海外でもお年玉文化があるの?

実は、お年玉という文化は日本だけではなく、周辺諸国でも行われています。例えば、中国では紙幣に呪術的な力があるとされており、漢代以降になると一種のお守りとして貨幣を持たせるようになりました。このことは圧歳銭と呼ばれており、その際に紙幣を入れる袋は紅包と呼ばれています。

一方で韓国は、日本や中国の影響でお年玉文化が広がったとされています。そのことからか、日本や中国のように何か袋に入れてお金を渡すということがほとんどありません。近い親戚ということもあって、そのまま現金を渡します。

現代と過去のお年玉の違い

お年玉文化を現代と過去で比較してみると、いくつかの違いが見られます。それは一体どのようなものなのでしょうか。

お年玉の額は現代のほうが上

お年玉の額は、年々上昇傾向にあります。リーディングテック株式会社が2020年に発表したデータによると、1940年代のお年玉平均額が1,000円であったのに対し、2000年代は6,000円。約6倍もの差が生まれています。

ただし、お年玉の平均額が上がるにつれて負担も増えつつあるのが現状です。同じデータによると、「お年玉をあげるのは経済的負担になるか」という問いに対して「負担になる」「どちらかというと負担になる」と答えた方が全体の75%もいます。このことは、世帯年収が低いほど大きくなり、年収100万円台の場合は88%。低所得者層であるほど、お年玉における経済的負担感があることがうかがえます。

ポチ袋も昔より進化

お年玉を入れる際に欠かせないポチ袋ですが、昔はアニメや漫画のキャラクターや七福神が描かれたポチ袋がメインでした。しかし、現在ではさまざまな種類が販売されています。

例えば、モコモコ素材を用いたポチ袋や福袋のようなデザインのポチ袋など。おしゃれなものから可愛いものまで揃っているため、渡す子供の好みに応じてポチ袋を選んでみるのも良いでしょう。

現在は現金以外のお年玉も?

スマホが当たり前になった現代ということもあり、現金ではなくギフトカードなどを渡すケースもあります。最近では、さまざまなキャッシュレスサービスも増え、買い物をする時の支払い手段も多様化しています。現金以外の買い物を経験させるという意味でも現代の新しいお年玉のカタチなのかもしれません。

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