お年玉袋の正しい書き方とは?袋の選び方やお札の入れ方まで詳しく紹介!

最終更新日:2025.10.29

年始の恒例行事である「お年玉」は、子どもたちにとって楽しみなイベントの一つですが、渡す側としては「袋の選び方」「正しい書き方」「お札の入れ方」など、正しいマナーについて曖昧なポイントも多いものです。

特に、目上の方のご家族や親戚の子どもに渡す際は、正しく丁寧に準備したいでしょう。

そこで本記事では、お年玉袋の種類や選び方をはじめ、正しい表書きの書き方、金額の相場、お札の入れ方までを詳しく解説します。

初めてお年玉を用意する方はもちろん、毎年迷ってしまうポイントがある方も、この記事を参考にすることで、安心してお年玉の準備ができるはずです。

しっかりとマナーを身に付け、気持ちのこもった新年のご挨拶を贈りましょう。



お年玉袋の種類と選び方 

お年玉やお祝い、お礼などに使われるポチ袋には、目的や相手に合わせたデザインが多くあります。

お正月には、干支・鶴・富士山など、縁起物が描かれた和風デザインが定番で、季節感も演出できます。

小さなお子さんには、人気キャラクターのイラスト入りを選ぶと喜ばれるでしょう。

また、シンプルな無地や和柄のポチ袋も、落ち着きがありおすすめです。

素材や加工にこだわることで、上品さや特別感も演出できます。



お年玉の相場はいくらくらい? 

お年玉を渡す際、いくら包めばよいか迷う方も多いでしょう。

一般的に、金額は相手の年齢を基準にしますが、家庭ごとのルールや関係性によっても異なります。

参考として、以下の金額を目安 にするとよいでしょう。

  • 小学生未満:500〜1,000円
  • 小学1〜3年生:1,000〜3,000円
  • 小学4〜6年生:2,000〜3,000円
  • 中学生:5,000円
  • 高校生:5,000〜10,000円
  • 大学生以上:5,000〜10,000円

ただし、これらの金額はあくまでも目安のため、親族間で金額の取り決めがある場合は、それに従うことが大切です。

また、自分の子どもが受け取る金額とのバランスを意識することも、お年玉を渡すに当たり重要となります。

お年玉の相場や意外と知らないマナーとタブーをご紹介



お年玉袋の書き方

お年玉袋は、お年玉を包む際に使う大切なアイテムですが、表書きや裏書きのマナーにも注意が必要です。

ここでは、お年玉袋の書き方について、表側と裏側に分けて解説していきます。



表側の書き方 

お年玉袋の表面には、左上に受け取る相手の名前を書くのが基本です。

「○○ちゃん」「△△くん」など、子どもの年齢や呼び方に合わせた表記を選ぶと、より丁寧でしょう。

小さな子どもには、ひらがなで書くと読みやすくなります。

袋のデザインによっては、名前を書くスペースがないこともありますが、その場合は無理に表面に書くのではなく、自分で中身を識別できるように工夫しておくと安心です。



裏面の書き方 

お年玉袋の裏面には、贈り主の名前を書きます。

金額を明記したい場合は、名前の横や、デザインにある小さな記入欄へ記入します。

ただし、金額の記載は必須ではないため、省略しても問題ありません。

親族同士で金額の違いを気にする場合など、配慮が必要な場面では、あえて記載しないほうがよいでしょう。



お札の入れ方 

お年玉用にお札を折ってお年玉袋に入れる際は、マナーとして「表(お札の人物の顔側)を内側にして、三つ折りにする」のが基本です。

「左」から「右」の順に折り、数字の「4」に通じる四つ折りは避けましょう。

袋のサイズによっては、二つ折りでも問題ありませんが、その際も表面が内側になるよう注意します。

入れる向きは、お札を広げたときの表面がお年玉袋の表側にくるようにし、お札の人物の顔が上向きになるように入れるのが正解です。

硬貨を包む場合も、絵柄の面が表となり、袋の表側を向くように配置してください。



よくある質問(Q&A)

ここでは、お年玉袋に関するよくある質問をいくつかご紹介します。



急にお年玉袋が必要になった場合は? 

急にお年玉袋が必要になったときは、現金をそのまま手渡すのは避け、簡単なもので包んで渡すのがマナーです。

封筒や懐紙、ティッシュなどでも代用可能ですが、できれば白い紙といった清潔感のある素材が望ましいでしょう。

また、折り紙などを使って簡単に作れるお年玉袋の折り方もあるため、覚えておくと急な場面でも安心して対応できます。



お年玉を渡してはいけないケースとは? 

お年玉は基本的に目上から目下へ贈るものとされており、上司や先輩など、目上の人の子どもに現金を渡すのは失礼とされています。

上司や先輩から自分の子どもにお年玉をいただいた場合は、現金で返すのではなく、絵本やおもちゃ、QUOカードなどを感謝の気持ちとして渡すのがスマートです。

また、子どもから親へのお年玉もマナー違反とされるため、その場合は「お年賀」として贈るようにしましょう。



お年玉は何歳まであげれば良い?

お年玉をいつまで渡すべきかについては、明確な決まりはありません。

一般的には高校卒業、あるいは大学・専門学校の卒業までが目安とされています。

相手の進学状況や家族間の方針によって差が出やすいため、親同士で事前にルールを話し合っておくと安心でしょう。

兄弟やいとこ同士で不公平感が生まれないよう、年齢や学年を基準に統一しておくとトラブルを防ぐことができます。



お年玉にQUOカード・QUOカードPayを贈るのもおすすめ!

お年玉と言えば現金が定番ですが、近年では「QUOカード」や「QUOカードPay」を贈る方も増えています。

コンビニや書店など、生活に身近な加盟店で使えるため、実用性が高く、幅広い年齢の子どもに喜ばれるギフトです。
QUOカードには、キャラクターや季節感のあるデザインも豊富で、新年の贈り物としてもぴったりです。

QUOカードオンラインストア



スマートフォンを持っている子どもには、デジタルギフト「QUOカードPay」もおすすめです。アプリのインストールや個人情報登録が不要で、もらってすぐに使える手軽さが魅力です。

利用範囲が明確で、安心して渡せる点も、子どもへのギフトとして選ばれる理由です。

手軽に贈れて気持ちも伝わるデジタルギフト「QUOカードPay」とは?



まとめ

お年玉は、新年のご挨拶として大切な文化の一つです。

お年玉袋の選び方や表書きのマナー、お札の正しい入れ方を知っておくことで、より丁寧な気持ちが伝わります。

なお、金額は相手の年齢や関係性に合わせて、無理のない範囲で用意しましょう。

近年では、QUOカードやQUOカードPayを活用する方法も注目されています。

マナーを守りながら、心のこもったお年玉を贈り、温かい新年のスタートを迎えましょう。



公開日:2025年10月29日