叙勲・褒章とは?お祝いの基本マナー|祝い方・相場・記念品・服装をわかりやすく解説

最終更新日:2026.10.23

叙勲・褒章は、長年にわたって社会や公共のために尽力し、優れた功績を残した方などに授与される栄誉です。
身近な方が受章した際、「どのようにお祝いすればよい?」「お祝い品の相場は?」「祝賀会にはどのような服装で参加すればよい?」など、慣れないマナーに悩む方も多いのではないでしょうか。
叙勲・褒章のお祝いでは、受章者への敬意を大切にしながら、贈るタイミングや金額、のし・表書きなどの基本的なマナーを押さえておくことが大切です。

本記事では、叙勲・褒章の基礎知識をはじめ、お祝いの仕方や相場、記念品の選び方、祝賀会での服装、内祝い・お返しの考え方までわかりやすく解説します。

叙勲・褒章とは?まず押さえたい基礎知識

叙勲・褒章は、国家や公共、社会などに貢献し、優れた功績を残した方を称えるための栄典です。
それぞれ対象となる功績や種類が異なるため、お祝いのマナーを確認する前に基本的な知識を押さえておきましょう。
ここでは、叙勲・褒章の概要や主な種類について紹介します。



叙勲・褒章とは?

叙勲とは、国家や公共に対して功労のある方などに勲章を授与する制度です。
一方、褒章は、人命救助や社会奉仕、産業、学術・芸術・スポーツなど、さまざまな分野で優れた行いや業績を残した方などに授与されます。

春と秋の年2回行われ、春は4月29日の昭和の日、秋は11月3日の文化の日に発令されるのが基本です。
いずれも長年の功績や社会への貢献などを称えるものであり、受章者にとって大変名誉あるものになります。



叙勲・褒章の種類

勲章には、大勲位菊花章や桐花大綬章、旭日章、瑞宝章、文化勲章などがあり、功労の内容などに応じて授与されます。
たとえば、旭日章は国家または公共に対して顕著な功績を挙げた方、瑞宝章は公務などに長年従事して功労を重ねた方が対象です。

種類・読み方 授与対象
大勲位菊花章
だいくんいきっかしょう
大勲位菊花章頸飾
だいくんいきっかしょうけいしょく
旭日大綬章または瑞宝大綬章を授与されるべき功労より、さらに優れた功労のある方
大勲位菊花大綬章
だいくんいきっかだいじゅしょう
桐花大綬章
とうかだいじゅしょう
旭日章
きょくじつしょう
旭日大綬章
きょくじつだいじゅしょう
功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方
旭日重光章
きょくじつじゅうこうしょう
旭日中綬章
きょくじつちゅうじゅしょう
旭日小綬章
きょくじつしょうじゅしょう
旭日双光章
きょくじつそうこうしょう
旭日単光章
きょくじつたんこうしょう
瑞宝章
ずいほうしょう
瑞宝大綬章
ずいほうじゅうこうしょう
公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方
瑞宝重光章
瑞宝中綬章
ずいほうちゅうじゅしょう
瑞宝小綬章
ずいほうしょうじゅしょう
瑞宝双光章
ずいほうそうこうしょう
瑞宝単光章
ずいほうちたんこうしょう
宝冠章
ほうかんしょう
制定当時は、授与対象を女性に限定した唯一の勲章でしたが、現在は国賓が来日した際などに、儀礼的に勲章を交換する「儀礼叙勲」に用いるなど、限定した運用がなされています。
文化勲章
ぶんかくんしょう
文化の発達に関し、特に顕著な功績のある方

一方、褒章には紅綬・緑綬・黄綬・紫綬・藍綬・紺綬の6種類があり、人命救助や社会奉仕、産業、学術・芸術・スポーツ、公共への寄附など、それぞれ対象となる功績が異なります。

種類・読み方 授与対象
紅綬褒章
こうじゅほうしょう
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方
緑綬褒章
りょくじゅほうしょう
自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著な方
黄綬褒章
おうじゅほうしょう
業務に精励し衆民の模範である方
紫綬褒章
しじゅほうしょう
学術、芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい方
藍綬褒章
らんじゅほうしょう
公衆の利益を興した方または公同の事務に尽力した方
紺綬褒章
こんじゅほうしょう
公益のために私財を寄附した方
飾版
しょくはん
既に褒章を授与された方に、さらに同種の褒章を授与すべき場合



身近な人が受章したらどうする?お祝いの基本の流れ

家族や親戚、知人などが叙勲・褒章を受章したと知ったら、まずは電話や祝電などでお祝いの気持ちを伝えます。
直接訪問する場合は、受章者の予定や負担にも配慮しましょう。

その後、受章から1週間前後を目安に、直接持参するか配送でお祝いの品を贈ります。
祝賀会に招待されている場合は、当日に品物を持参するのではなく、できるだけ開催前に届くよう手配するのがよいでしょう。
受章者への敬意を忘れず、相手の都合を考えながらお祝いすることが大切です。



お祝いの相場と、お祝い品・記念品の選び方

叙勲・褒章のお祝いの金額は、1〜5万円程度がひとつの目安です。
ただし、受章者との関係性や受章内容などによって適切な金額は異なります。
家族や近しい親族、複数人でまとめて贈る場合などは、予算を多めに設定するケースもあります。

お祝い品には、受章の記念として長く残る品物や、本人の趣味・好みに合った上質な品物などを選ぶとよいでしょう。
金額の高さだけで判断せず、受章者への敬意とお祝いの気持ちが伝わる品物を選ぶことがポイントです。



のし・表書きなどお祝いのマナー

叙勲・褒章のお祝い品には、何度あっても喜ばしいお祝い事に使用される紅白の蝶結びの水引を選びます。
表書きには「御祝」「御受章御祝」「御叙勲御祝」などと記載し、水引の下には贈り主の名前を入れるのが基本です。

受章した勲章がわかっている場合は、「〇〇章御受章御祝」とする方法もあります。
なお、「受章」を「受賞」や「授章」と書き間違えないよう注意が必要です。
栄誉あるお祝いだからこそ、のしや表書きまで正しいマナーを確認して用意しましょう。



祝賀会に招かれたときのマナー(会費・ご祝儀・服装)

叙勲・褒章の祝賀会に招待された場合は、まず案内状を確認し、会費制であれば指定された会費を用意します。
会費がお祝い金の代わりとなるため、基本的には別途ご祝儀を用意する必要はありません。

服装は会場や祝賀会の格式に合わせ、案内状に指定がある場合はそれに従います。
特に指定がなければ、男性はスーツ、女性はワンピースやスーツなど、受章者への敬意が伝わる上品な装いを意識するとよいでしょう。
華美になりすぎず、清潔感のある服装で出席することが大切です。



お祝いをいただいた側の内祝い・お返しの考え方

叙勲・褒章のお祝いをいただいた場合は、感謝を伝えるためにお返しを用意するのが一般的です。
金額は、いただいたお祝いの半額程度をひとつの目安とし、受章から2週間前後を目安に贈ります。
のしには紅白の蝶結びを使用し、表書きは「内祝」「〇〇章受章内祝」などとします。

また、祝賀会を開催する場合は、参列者へ記念品や引き出物を用意する方法もあります。
受章した勲章・褒章の名称や受章年月日、名前などを入れた記念品にすると、特別な節目にふさわしい贈り物になるでしょう。



記念品や内祝いに選ばれる、実用的で喜ばれるQUOカード・QUOカードPay

叙勲・褒章の祝賀会で参列者へ渡す記念品や、お祝いをいただいた方への内祝いには、QUOカード・QUOカードPayもおすすめです。
幅広い店舗で利用でき、受け取った方が好きなものを購入できるため、年代や好みを問わず贈りやすいのが魅力です。

また、オリジナルデザインを活用すれば、受章の記念にふさわしい特別感も演出できます。
叙勲の記念品や内祝いの選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。

叙勲の記念品や内祝いは何がよい?祝うときと贈るときのマナーまとめ



まとめ:マナーを押さえて、心のこもったお祝いを

叙勲・褒章は、長年にわたる功績や社会への貢献を称える大変名誉あるものです。
身近な方が受章した際は、贈るタイミングや金額相場、のし・表書き、祝賀会での服装など、基本的なマナーを押さえてお祝いすることが大切です。

また、お祝いをいただいた側は、内祝いや記念品を通して感謝の気持ちを伝えます。
受章者への敬意と相手への配慮を忘れず、特別な節目にふさわしい形で心のこもったお祝いをしましょう。

公開日:2019年11月6日

叙勲の記念品にQUOカードがおすすめです

一生に一度あるかないかの栄えある叙勲の記念にもQUOカードがおすすめです。