

お父さんに感謝の気持ちを伝える日として1年に1回ある「父の日」。毎年6月の第3日曜日が父の日にあたります。
父の日のプレゼントはどんなものを贈ったらよいか毎年悩む方もいるのではないでしょうか。
お父さんの年齢により好みやライフスタイルに合わせてふさわしいプレゼントを選ぶことが大切です。
この記事では、父の日のプレゼントとして20~30代、30~40代、50~60代、70代の年代別に人気のアイテム、感謝の気持ちを伝える方法についてご紹介します。
父の日の由来は?
そもそも、父の日がどのようにしてできたかはご存知ですか?
父の日は、母の日と同じようにアメリカが発祥の祝日です。誕生したきっかけは、ひとりの女性による嘆願だったといわれています。
その女性と言うのが、ワシントン州に住む、ジョン・ブルース・ドット夫人。彼女は母の日ができたことを知り、「父の日がないのはおかしいので、父の日も作ってください」と訴えかけたのです。
ドット夫人の父親は軍人。軍曹という階級で、1861年から起こった南北戦争にも参加していました。この時代はアメリカにとって「悲劇の時代」。彼女は6人兄弟の末っ子で、豊かではない時代の中、母親は女手一つで働きながら6人の子どもたちを育てていました。しかし、その無理がたたり、父親が帰ってきたあとすぐに身体を壊して亡くなってしまったのです。
その後、父親は男手一つで一家を支え、再婚もせず生涯独身で働き通し、男の子5人と女の子1人を育て上げました。悲劇の時代といわれたアメリカで6人もの子どもを育てることは、相当な困難だったはず。ドット夫人はその父の偉業を称えるために、父の日制定を嘆願したのです。
彼女が牧師協会に「父親へ感謝する日も作ってほしい」と伝えたのが1909年。その翌年である1910年6月19年に、はじめて父の日の式典が開催されたといわれています。
しかし、その後アメリカ全土に浸透するまでには6年もの歳月がかかったのです。一般に浸透するきっかけとなったのは、1916年に第29代アメリカ大統領であるウッドロー・ウィルソンが父の日の式典にて行なった演説。それによって多くの人に知られるようになり、アメリカ全土で父の日が祝われるようになりました。その後、1972年に6月の第3日曜日が父の日として正式に制定されたのです。
アメリカで生まれた父の日が、日本に導入されはじめたのは1950年代のことだといわれています。しかし、導入されてすぐは一般にはなかなか広まらず、現在のような形になったのは1980年代とかなり最近のことです。商業施設がマーケティングのひとつとして父の日を取り上げ、「お父さんに感謝の気持ちを伝えよう」とギフトを設けたことで広く浸透していきました。
父の日のプレゼントとして人気のアイテム
父の日の定番ギフトといえば、何を思い浮かべるでしょうか?毎年何を贈ろうか悩んでしまう方へ、定番のギフトをおさらいしながら、今年の父の日ギフトを選びましょう。
ビジネス関連のもの

名刺入れやパスケース、名前入りの傘やネクタイ、ネクタイピンなど、ふだん仕事で使えるものは喜んでもらいやすい贈り物です。
自分では買わないけれど、プレゼントされると嬉しいちょっと高価なボールペンなどの文房具類もおすすめです。
健康・リラックスグッズ
肌ざわりのよいパジャマや甚平など、家の中でくつろぐときのアイテムは父の日のプレゼントの定番です。
また、種類が豊富な入浴剤は、一日の疲れを癒してほしいという気持ちが伝わるのでプレゼントとして人気があります。
そのほかにも、足専用の枕やアロマのアイマスクなど、アイディア商品がたくさんあるのでおすすめです。
グルメ・スイーツ系

高級食材や、ふだんは口にする機会が少ない有名店のグルメを贈るのも定番です。
甘党のお父さんには、お取り寄せの限定スイーツなどがプレゼントとしてよく選ばれます。
また、ギフトではなく、高級レストランや老舗の料理店などでの食事に誘い、一緒に食事を楽しむのも特別感があり喜ばれるでしょう。
お酒やドリンク類
晩酌が好きなお父さんには、高級な洋酒や日本酒、クラフトビールの飲み比べセットなどが父の日ギフトの定番です。
健康志向の高いお父さんへは、無農薬にこだわった有機野菜のジュースやフルーツジュースが喜ばれます。
また、父の日用のギフトとして名前入れサービスを行なっている店舗も多くあります。
金券・ギフトカード

金券やギフトカードは、近年、プレゼントとしてよく活用されています。受け取った人が、欲しいものを好きなタイミングで購入できる自由度の高さが特長です。
金券やギフトカード類には、ビール券やアイスクリーム券など、ジャンルに特化した商品券も多数あります。
お父さんの好みに合わせた金券やギフトカードを贈るのも、選択肢の1つです。
父の日のプレゼント選びのポイント
父の日は、ふだんではなかなか言えない感謝の気持ちを伝えられる機会です。お父さんに喜んでもらえるように、ポイントをおさえたプレゼントを選んで、すてきな父の日にしましょう。
実用性を重視しよう
父の日のプレゼント選びで悩む場合は、実用的なものを選ぶとよいでしょう。靴下やネクタイ、タオルハンカチや文房具類など、普段使いができる日用品は、貰って困るものではありません。
また、金券やギフトカードのように、好きなものをお父さん自身が選んで購入できるものも、実用性の高いプレゼントとして人気があります。
高級感を意識する

父の日に贈るプレゼントでは、普段使いするものであっても、高級感のある少し高価なものを贈ることを意識しましょう。
上質なパジャマや高機能のボールペンなど、自分では買わないけれどプレゼントされると嬉しいものを贈ることで喜ばれます。
相場
父の日のプレゼントにかける金額の一般的な相場は、2,000~5,000円です。なかでも3,000〜5,000円の範囲でプレゼントを選ぶ人が多いようです。お父さんの年齢が60代以上の場合は、金額相場の下限が少し上がり、幅も広がって、3,000~10,000円が目安とされています。
メッセージカードや手紙を添えるのがおすすめ

父の日のプレゼントは、購入した商品を渡すだけではなく、ひとことメッセージを書いたカードや手紙を添えて渡すのがおすすめです。
プレゼントに日頃の感謝の気持ちを書いたメッセージカードや手紙が添えられていると、父の日の特別感が上がるだけでなく、お父さんにとっては、とても嬉しい1日になります。
お父さんに感謝の気持ちを伝えよう!父の日に贈るメッセージのポイントと文例を紹介
年代別・父の日に人気のプレゼント
20〜30代向けプレゼント
この年代は、小さなお子さまのいるご家庭も多く、父の日の贈り物に高額な予算をかけるのが難しい場合も少なくありません。そのため、高価な品物よりも、「感謝の気持ちがしっかり伝わる」ようなプレゼントを選ぶことが大切です。また、お子さまと一緒に贈ることで、より温かみのある心のこもった贈り物になります。ビジネスシーンで活用できるネクタイや筆記具のほか、晩酌を楽しめるお酒とおつまみのセットなども人気です。
40〜50代向けプレゼント
仕事が安定し、家庭における子育ても一段落してくるこの世代では、趣味やプライベートの時間を楽しむ余裕が出てくる頃です。そんなお父さまには、ライフスタイルやご趣味に合わせたプレゼントがおすすめです。お酒を嗜まれる方には、日本酒やワインなどのこだわりの銘柄がよいでしょう。ゴルフを趣味にされている方には、ゴルフ用品やグッズなどが喜ばれる傾向にあります。「好きなことを理解して選んでくれた」と感じていただけるような贈り物は、特別な思い出となるでしょう。
60代向けプレゼント
還暦を迎え、定年退職後の新たな生活を楽しみ始めるこの年代には、これまでの労をねぎらう「上質で特別感のあるギフト」が好まれます。例えば、お酒好きなお父さまには、伝統工芸の切子グラスなど、日常に彩りを添えるアイテムがおすすめです。旅行や外出を楽しまれる方には、履き心地の良いシューズやおしゃれなファッション小物など、日々の外出をより快適にするアイテムなどが喜ばれるでしょう。
70代以上向けプレゼント
70代を迎えると、心身ともにゆったりと過ごす時間を大切にしたいとお考えになる方が増えてきます。そのため、体をいたわるようなギフトが最適です。肌触りの良い高品質なパジャマや、お好みの食品・お菓子の取り寄せグルメなど、「癒し」や「楽しみ」を提供できる品が好まれます。また、古希・喜寿・傘寿といった人生の節目には、思い切って温泉旅行などの体験型ギフトを贈るのも、大変喜ばれる選択肢のひとつです。
メッセージを添えるとさらに気持ちが伝わる
メッセージを書く際のポイント
贈り物にメッセージを添えることは、単なる品物以上に、贈る側の心を伝える大切な手段となります。たとえ短い一文でも、手書きや心のこもった文章があるだけで、受け取る方の感動は何倍にもなります。以下のポイントを押さえて、より伝わるメッセージを届けましょう。
<シンプルかつ簡潔な内容にする>
長い文章や凝った表現を考える必要はありません。大切なのは、「ありがとう」「お疲れさま」「これからも元気でいてください」といった、率直な気持ちを、わかりやすくまとめることです。文章が長くなると伝えたいことがぼやける恐れがあるため、1〜2行程度で端的にまとめると、より相手に伝わりやすくなります。
<父親の性格を考える>
お父さまの性格を思い浮かべながら、メッセージのトーンを調整しましょう。例えば、冗談が好きな方には少しユーモアを交えたり、厳格なタイプの方にはきちんとした敬意を込めた言葉遣いにすると、より心に響きやすくなります。形式ばった文章が合わない場合には、普段の会話に近いカジュアルな文体で綴るのもおすすめです。
<伝えたいことを絞る>
メッセージには欲張らず、伝えたい想いを一つに絞ることが大切です。
たとえば「健康を気遣う」「日頃の感謝を伝える」「これからも長生きしてほしい」というテーマのうち、最も届けたい想いを軸にして書きましょう。
一番伝えたい想いが明確であればあるほど、受け取ったお父さまにも深く響きます。
メッセージの文例
<子どもと一緒に>
小さなお子さまと一緒に渡す場合は、無邪気な言葉をそのままメッセージにすると、より微笑ましい贈り物になります。お子さまの直筆メッセージやイラストを添えるのも、思い出に残る贈り方です。
- パパ、いつもいっぱい遊んでくれてありがとう!だいすき!
- パパ、おしごとがんばってね!ずっとげんきでいてね!
<実父へ>
日頃なかなか伝えられない感謝の気持ちを、父の日をきっかけに素直に伝えましょう。これまでの思い出や、父の背中を見て育ったことなどを少し添えると、より心に響きます。
- お父さん、いつも家族を支えてくれてありがとうございます。これからも健康に気をつけて、元気にお過ごしください。
- 父の日に感謝の気持ちを込めて贈ります。これからも笑顔でいてくださいね。
<義父へ>
義父へのメッセージは、丁寧な言葉選びと適度な距離感を大切にするとよいでしょう。堅苦しくなりすぎない程度に、敬意を表す言葉遣いを意識することもコツです。
- お義父さん、いつも温かく接してくださり、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
- 日頃の感謝を込めて、ささやかな贈り物をお送りいたします。お体に気をつけて、ますますご健勝でいらしてください。
オリジナルQUOカードやQUOカードPayで、お父さんに感謝の気持ちを伝えよう
QUOカードにはさまざまな種類があり、オンラインストアで気軽に5枚からオリジナルデザインが作れるのは意外と知られていません。
また、新しいものや流行に敏感なお父さんなら、スマホで使えるデジタルギフト「QUOカードPay」を活用するのもおすすめです。
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最近顔を合わせられていないという人も、お父さんに元気な顔を見せてあげるためにスマホで撮った写真でオリジナルデザインのQUOカードやQUOカードPayを作って贈れば喜ばれること間違いなしです!
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公開日:2020年5月13日


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