釜石こども園・中妻子供の家保育園・甲東こども園

2017年8月28日・29日

笑顔バスは、岩手県釜石市にある釜石こども園、中妻子供の家保育園、甲東こども園の3件を訪問しました。

笑顔バスの車体には絵本作家のあべ弘志さんらのペイントがしてあります。前回のペイントから3年、塗装が古くなった車体の右側面を釜石こども園の皆さんにリペイントしていただきました。そして今回の特別なイベントに、笑顔バスを寄付してくださった福岡県遠賀中央幼稚園の先生方5名も参加してくださいました。

絵が描かれた笑顔バス

まず、最初の保育園は「釜石こども園」!たくさんの子供たちのところへ行き、塗装が古くなった笑顔バスをこれからリペイント

白くペイントされた笑顔バス

まずは白い下地を塗ります。

笑顔バスにペイントしている子供たち

年長組さんが真っ白な下地に思い思いの絵を描いていきます。福岡県遠賀中央幼稚園の先生方も子供たちと一緒にペイントしていきます。

クオカードえがおバスと書かれた笑顔バス

「クオカード えがおバス」の言葉も。

先生も笑顔バスにペイント

何度も絵具の色を変えたり、何を描こうか話し合ったり、どの子も楽しそうに参加していた姿が印象的でした。

クラウンも一緒にペイント

今回パフォーマンスをしてくれたクラウンのロイくんも一緒にペイント。

みんなで記念撮影

新しいペイントの笑顔バスを前に、みんなで記念撮影!とても良い思い出ができました。

ロイくんのパフォーマンスをみる子供たち

リペイントの次はロイくんのパフォーマンス。ロイくんに協力してくれる子を探す場面では、みんなが積極的に手を挙げていました。

子どもたちからお手紙をもらうロイ君

最後に釜石こども園のみんなからお礼のお手紙をもらいました。ありがとうございました。

中妻子供の家保育園

笑顔バスを子供たちが出迎えている

2件目は、「中妻子供の家保育園」です 。笑顔バスに興味津々の子どもたちが出迎えてくれました。

手を挙げて積極的に参加している子供たち

みんな積極的に参加してくれました。

ロイ君と遊ぶこども

クラウンのロイくんが披露するマジックにびっくり!

ロイ君のパフォーマンスにびっくりしている子供たち

みんなもびっくりしています。

みんなで記念撮影

最後はみんなで記念写真。ありがとうございました!

甲東こども園

笑顔バスが到着

2日目、甲東こども園に到着。初日の釜石こども園も合わせて3件目の訪問です。

笑顔バスに興味津々な子供たち

みんな興味津々で迎えてくれました。

クラウンのパフォーマンスにわくわくしている子供たち

クラウンさんのパフォーマンス開始!どんなピエロさんだろう?

クラウンのパフォーマンスに大興奮している子供たち

クラウンさんのパフォーマンスにみんな大興奮!

皿回しをしている子供たち

最後はみんなで皿回し。楽しんでもらえてよかったです。

甲東こども園に向かう途中、大槌町役場跡地を訪問しました。
この町役場では、震災時に最上階に上がった町長や職員たちも津波に飲み込まれる
被害を受けました。その被害を象徴するシンボルとして現存しています。
外装が剥がれ落ち、震災の爪痕が今も色濃く残っていました。

近くから見てみると、荒れた内部を見ることができ、外壁の状況と併せて、
  津波の衝撃がどれほど強かったのかが伝わってきました。付近には住宅地の建設予定地もありましたが、辺り一帯はすべて更地となっており、すさまじい被害を被ったことは、この地区全体から強く感じられました。

訪問を終えて

今回3ヵ所の保育園・幼稚園を訪問しました。このような活動に参加したことがなく、当初は子供たちが本当に笑顔になるのか不安もありました が、笑顔バスのペイントやクラウンさんのパフォーマンスを見て、ニコニコと話しかけてくれる姿にこちらも自然と笑顔になりました。子どもの笑顔のパワーは、見えない部分で大人の心を癒すことにもつながっているのではないかと感じました。
震災から6年が経ち、現状を知る機会が少なくなってきたなかで、この活動を通して見た被災地にはまだまだ支援が必要だと感じました。この活動を継続するには私たちだけでなく、皆様のお力が必要です。どうか引き続きご支援いただきますようお願いいたします。(渡辺)


今回、初めて笑顔バス活動に参加させていただき、沿岸部の津波の爪痕を目の当たりにしました。子どもたちは震災直後の大変な時期に生まれてきて、何かと苦労を強いられたことだと思います。その中で、クラウンさんのパフォーマンスに無邪気に声を上げて笑ってくれる姿は、子どもたちの心を少しでも癒すものだと感じました。
建物を再建するというハード面の復興は、まだ時間がかかるものかもしれません。ですが笑顔バスの活動は皆様の寄附によって、すぐに子どもたちの笑顔をつくるソフト面の活動に繋がります。一つ一つの活動は小さな一歩でも、重なっていくことで、それは必ず復興に結び付きます。皆様のあたたかなご支援をどうかこれからもよろしくお願いいたします。(陽山)