長寿祝いの豆知識。数え年と満年齢どっちで祝う?

最終更新日:2022年11月24日

還暦や古希、米寿など長寿祝いというのはいくつもあります。ただ、実際に祝う際には数え年と満年齢、どちらを用いればよいのでしょうか。


そこでこの記事では、数え年と満年齢の違いやおすすめのプレゼントなどについて紹介します。長寿祝いをどちらで祝うのが正しいのかわからない方や、数え年と満年齢の違いを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

  • 目次

数え年と満年齢の違い

まずは、数え年と満年齢の違いについて見ていきましょう。一体どのような違いがあるのでしょうか

数え年と満年齢の違いはシンプルなもの

双方の違いは非常にシンプルなもので、「どこから数えるのか?」ということで分かれます。数え年の場合は生まれた段階で1歳とし、正月が来るたびに年が増えていくというもの。もうひとつの満年齢は、生まれた段階は0歳で、誕生日が来るたびに1歳ずつ増えていきます。


歴史的に見ると、昔は満年齢ではなく数え年が東アジア諸国で用いられていました。そのことから、英語ではEast Asian age reckoningと呼ばれています。現在では満年齢が当たり前になっていますが、いまだ中国の農村部では数え年を用いる方も。日本では若返ることで気持ちを明るくさせる効果や国際性の向上などの理由から、1950年に法律によって満年齢を用いることが定められました。

なぜカウントの対象が正月なのか?

数え年の疑問として、「なぜ正月が基準なのか?」と思う方もいることでしょう。理由としてはさまざまあり、公的制度や地域行事での処理を簡便化させるためや、太陰太陽暦という暦法による問題のためなどが挙げられています。

どちらで祝うのが正しいのか

ここまでは数え年と満年齢の違いについて紹介しました。では、実際に長寿祝いを行う際にはどちらを用いればよいのでしょうか。

現在では満年齢を扱う

長寿祝いの習わしからすると、本来は数え年で祝うものといえますが、現在では満年齢を用いることが多いので迷ったならば満年齢を選択しましょう。ただし、還暦を祝う際は注意しましょう。還暦の場合、満年齢であれば60歳で大丈夫ですが、数え年の場合は61歳で祝います。

長寿祝いの種類

長寿祝いにはさまざまな種類があり、冒頭で登場したような還暦や古希、米寿などがあります。どの種類にも理由があり、還暦の場合は「生まれた年の干支に還ること」、米寿の場合は「米という漢字を崩すと八十八になる」といったものです。

長寿祝いのおすすめプラン

長寿祝いは具体的に何を行えばいいか、あまり詳しくわからないという方も多いのではないでしょうか。長寿祝いには、下記のプランがおすすめです。それぞれの内容について、詳しく解説します。

レストランや料亭でお祝い

長寿祝いは、家族や友人で集まって食事会を行うのが一般的です。レストランや料亭で、華やかな食事とともに長寿祝いを行います。また、長寿祝いを兼ねて旅行に出かけるのであれば、ホテルや旅館などでお祝いの席を設けるとよいでしょう。
ただし、なかにはレストランや料亭ではなく、自宅の落ち着いた環境がよいという人もいるかもしれません。その際は、本人の意向に沿った場所で食事会を開催するようにしましょう。食事の好みなども、事前に確認しておく必要があります。

プレゼントタイム

食事が一段落ついて場の雰囲気が和らいだら、プレゼントを贈りましょう。長寿祝いにふさわしいプレゼントや、反対にタブーとされているプレゼントの詳細については、以下に記載しています。事前に好みを確認しておくと、喜ばれるプレゼントを用意できるでしょう。
お孫さんがいる場合は、似顔絵やお手紙などをプレゼントするのもおすすめです。お孫さんが一生懸命に手作りした心のこもったプレゼントは、どんなに高価なプレゼントよりも喜ばれることがあります。

記念写真を撮影

長寿祝いの最後は、全員で記念写真を撮りましょう。写真を撮る際、主役本人には長寿祝いの恒例であるちゃんちゃんこを着てもらうのがおすすめです。ちゃんちゃんこは縁起がよいものであり、魔除けの効果もあります。
ちゃんちゃんこには、下記の通り長寿祝いごとに色が決まっています。何年後かに記念写真を見返した際に何のお祝いだったのかもわかりやすくなるので、ぜひちゃんちゃんこを着て記念撮影を行いましょう。年齢と色の組み合わせは以下の通りです。

  • 還暦(60歳):赤色
  • 古希(70歳)、喜寿(77歳)、卒寿(90歳):紫色
  • 傘寿(80歳)、米寿(88歳):黄色
  • 白寿(99歳):白色
  • 百寿(100歳):桃色

長寿祝いにタブーなプレゼントとは

長寿祝いに贈るプレゼントは、何でもよいというわけではありません。本人の好みもありますが、なかには長寿祝いではタブーとされるプレゼントもあります。
特に、下記のものは長寿祝いのプレゼントとしてふさわしくありません。長寿祝いでタブーとされているプレゼントについて、詳しく解説します。

不吉、縁起がよくないもの

不吉、縁起がよくないものは、長寿祝いのプレゼントとしては適していません。特に「し(死)」や「く(苦)」など、縁起の悪いことを連想させるものはタブーです。主に、下記が当てはまります。

タブーなプレゼント 理由
くし(櫛) 「く(苦)」と「し(死)」が合わさっているため
ハンカチ ハンカチを意味する「手布」が「手切れ」とも読めるため
日本茶 弔辞や香典へのお返しとしてよく使われるため
靴下や下着、敷物 下につけるものは「踏みつける」、「下に見る」という意味にとれるため
ツバキの花 ツバキの花が落ちる様子が「死」を連想させるため

「老い」を感じさせるもの

「老い」を感じさせるものは、長寿祝いでプレゼントするのは避けましょう。高齢者として扱われていると感じてしまい、失礼にあたる可能性があります。
下記のものは、長寿祝いではなく別のタイミングでプレゼントしましょう。

  • 老眼鏡
  • 補聴器

仕事で使うもの

仕事や家事で使うようなものは、「もっと仕事をしろ」というメッセージとして受け取られてしまう恐れがあります。特に、下記のものは長寿祝いのプレゼントとしては避けたほうがよいでしょう。

  • 腕時計
  • カバン
  • エプロン

長寿祝いにはどのようなものを渡せばいいの?

長寿祝いは人生の区切りでもあるため、お菓子やお酒といった消耗品ではなく、時計や食器といった形として残るものがおすすめ。そのようなものであれば、思い出としても残ります。


また、長寿祝いの種類に合うようなものをプレゼントするのもおすすめです。例えば、傘寿であれば傘を選んだり、米寿であればお米を選んだりするのが良いでしょう。現在ではネット上で数多くのプレゼント向け商品があるため、相手の好みを考えなから検討してみてください。

長寿祝いのプレゼント相場

プレゼントの相場ですが、誰に渡すのかで異なります。両親の場合は2〜3万円で、祖父母の場合は1〜2万円です。親戚やそれ以外の場合は、さらに相場が低くなります。もちろん、あくまで相場なので高いものを選んでもかまいません。兄妹と一緒にお金を出し合って、高価なプレゼントを渡すのも良いでしょう。

長寿祝いのお返しって必要?

長寿祝いでプレゼントをもらった場合、お返しが必要なのか疑問に思う人もいるでしょう。ここでは、お返しを準備したほうがいいのか、またお返しを返す際の贈り方やおすすめのお返し品をご紹介します。

もらった相手との関係性による

長寿祝いのお返しが必要かどうかは、もらった相手との関係性によります。身内や家族であれば、お礼だけでも問題はないでしょう。もちろん、感謝を伝えるためにお返しをするのも問題はありません。
一方、遠方の親戚や仕事関係の人からのお祝いであれば、「内祝い」として半分程度の金額のものを用意するとよいでしょう。

お返しの贈り方

お返しを贈る場合は「紅白の蝶結び(花結び)」を使用し、表書きは「内祝」とします。お返しに手紙やメッセージを添えて、長寿祝いや日頃の感謝を伝えるのもよいでしょう。

おすすめのお返し品

長寿祝いのお返し品として、以下のものがおすすめです。

  • 紅白まんじゅう
  • 紅白もち
  • 赤飯
  • タオル
  • お箸
  • 食器


食べものの場合は、日持ちや好みを考えて洋菓子の詰め合わせなどもよいでしょう。甘いものが苦手な方の場合は、かまぼこなどもおすすめです。好みがわからない場合には、カタログギフトを贈ってもよいでしょう。

長寿祝いにはQUOカードを贈ろう

QUOカードは、約6万のお店でご利用いただける、
全国共通のギフトカード(商品券)

前述したように、プレゼント向けの商品は数多くあります。そのため、結局どれが良いのか迷ってしまうかもしれません。もしあなたも悩んでいるのであれば、QUOカードはどうでしょうか。QUOカードはコンビニや書店、ドラッグストアなど幅広い場所で使うことができ、約6万のお店で使えます。 高齢の方にも馴染み深く、使い方もレジで渡すだけとシンプルなのでおすすめです。

写真や文字入れでオリジナルQUOカードも作れる

QUOカードには、豊富なデザインから選ぶ「スタンダードカード」のほかに、自分で撮った写真をスタンプなどでデコレーションして5枚から注文できるオリジナルカード「ハッピーメイドカード」であれば、世界で1枚だけの特別なQUOカードも作成できるのです。今回の場合であれば、渡したい人との思い出が感じられる写真をQUOカードにしてみることも可能です。

のしやカードケースでフォーマルな贈り物にも

QUOカードだけではなく、のしやカードケースといったオプションも用意されています。ただ渡すよりもきちんとしたプレゼント感が増すため、長寿祝いという特別な日のプレゼントとしてもぴったりです。例えばカードケースの場合、贈答用の封筒ケースや箱ケース、ひとことメッセージケースなど数種類のケースを用意しています。

会えない時こそ、心のこもった贈り物を

近年では、直接会ってお祝いするのが難しいという方も多いでしょう。 会えなくてもお祝いの気持ちはしっかり伝えたいですよね。 「いつまでも元気で長生きしてね。」心のこもったお祝いの言葉とともにQUOカードをぜひ贈ってみてください。

公開日:2020月10月22日

プチギフト・お小遣いに
QUOカードがおすすめです

身近な人に感謝の気持ちが伝わるギフトを贈りたい。ちょっとしたプレゼント・お礼にはQUOカードがおすすめです。お小遣いやお年玉もQUOカードなら一味違う贈り物にできます。

QUOカードは全国共通の商品券(プリペイドカード)です。このステッカーのあるお店で代金のお支払いにご利用いただけます。会計の際にレジにてお出しください。

5枚からカンタンにオリジナルQUOカードがつくれます。自分だけの写真やイラストを使って、またはサイト上にご用意した画像から好きなものを選んで、あなただけの素敵なQUOカードをお作りいただけます。

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