• QUOカードPay

出産・子育て支援に「QUOカードPay」を導入|出産・子育て支援には「QUOカードPay」!市民の喜びの声と自治体の業務負担軽減を実現した経緯とは?

和歌山県岩出市様

生活福祉部 子ども家庭課 こども家庭センター センター長 塩中様
生活福祉部 子ども家庭課 副課長 吉末様

公開日:2025.06.13

和歌山県岩出市様は、妊娠・出産を迎えた市民への支援として、国の「出産・子育て応援交付金」の給付事業を実施。従来は現金振込が一般的だったが、口座情報の記入ミスや申請漏れなど手続き上の課題が多くあった。より確実でスムーズな方法を模索した結果、複数の選択肢の中から、即時支給が可能でアカウント登録も不要なQUOカードPayを採用。子育て支援に適した物品の購入ができるお店のみで利用可能なQUOカードPayを、妊娠期と出産後でそれぞれ50,000円分支給した。



検討のきっかけとQUOカードPay採用の決め手は?

個人情報の記入や複雑な手続きが不要。「市民の方が使いやすく、シンプル」

令和4年度に国の「出産・子育て応援交付金」事業がスタートした当初は、経済的支援の枠については現金ではなくクーポン等での給付が推奨されていました。そこでいくつかの商品券やデジタルギフト、決済サービスを比較検討し、利用者が迷わず使えるという点を一番大事に考え、選定を行いました。
比較したどのサービスも市民の方がアカウント作成や個人情報の登録をしなければいけないため複雑な印象でしたが、QUOカードPayはスマホを持っていれば誰でも簡単に使える点が決め手となりました。特別な設定やアプリのインストール、個人情報の入力も不要でシンプルに使えることがとても理想的でした。
また、使えるお店を子育て用品の購入に適した先に限定したQUOカードPayの用意があることも大きな要因でした。給付金を子育てに関連した物品の購入に使ってもらえる安心感があり、制度の目的とも合致していた点も導入の後押しになりましたね。



体験してみて実感したこと、良かったことは?

配布も簡単で現場の業務負担もぐっと減らしながら、ミスなく給付率100%を実現!

出産・子育て応援給付金では、担当の助産師や保健師が母子健康手帳の交付時や出産後の赤ちゃん訪問の際に、その場で申請書および相談支援に関するアンケートに記入していただき給付をしています。以前は現金給付だったので、口座情報の記入ミスなども多く、その都度やりとりが発生していました。そのため、振込みまでに時間がかかることも多々あり、実際に市民の方が給付金を利用できるようになるまで長期間お待ちいただくこともありました。
QUOカードPayに変更してからは、QUOカードPayのURLをQRコード化し印刷した台紙を直接お渡しして完了。後はご自身のスマホでQRコードを読み込んでもらうだけなので、以前悩まされた申請書のミスなどもなく給付が本当に簡単になりました。
現場としては、限られた人員で申請書の回収や事務側での確認・入力作業といったやりとりがなくなったため、より効率よく動くことができ、以前の半分以下の作業量になった実感があります。



市民の方からの問合せもゼロ。簡単に使えることで、喜びの声をいただけています。

市民の方からの「利用方法がわからない」といった問い合わせも一切なく、むしろ申請書提出時に受け取れて、すぐに使えるのが助かるという声もいただいています。特に出産後必要になるおむつやミルクなどの購入がすぐにでき助かったという喜びの声をいただけており、当初の理想にもマッチしています。
“わかりやすさ”を最優先に選んだ給付方法が、市民の方に喜んでもらえ、結果的に私たちの業務効率化にもつながりました。
市民にとっても、自治体にとっても、まさに理想的な仕組みだったと感じています。



今後の活用の可能性は?

自治体にも最適なデジタルギフトだと思います。

自治体はこういったデジタルなものを導入することに抵抗のある場面が多いと思いますが、市民の方が迷わず使いやすいものとして商材選定をしていく、かつ業務負担も軽減が実現しているという点ではQUOカードPayは最大限メリットのあるものであると感じています。
またクオカード社の営業担当の方は相談しやすく、急な依頼にもすぐに対応してくれたのがありがたかったです。期限が迫っていた時にも迅速に対応してくれました。こちらからの無理難題にも耳を傾けてくれて、自治体向けの柔軟な提案も助かりました。



給付事業全体を、QUOカードPayで一本化できれば

現在和歌山県内は人口が減少していますが、岩出市はベッドタウンでもあり人口は減らず若年層も多い状況です。令和5年度の岩出市の出生数は337人ですが、市内には分娩できる医療機関がないので、近隣市へ通っていただく必要があります。
車での移動が多いため、ガソリン代のほか、公共交通機関やタクシーを利用した際の交通費の負担を軽減すべく、一律3万円を現金で支給しているのですが、これをQUOカードPayで対応できたら市民にとっても便利になると思っています。
やはり現金振込は時間がかかりますし、今は振込手数料も上がっていますしね。難しい手続きがなくスムーズにお渡しできるのがいいなと。
さらに、高齢者向けの給付や、他部署との連携もできればいいですね。今はスマートフォンを使える高齢者の方も増えていますし、例えば敬老会の記念品や商品券の代わりとしてQUOカードPayを使うこともできるかもしれません。
将来的には、給付事業全体をこうしたデジタルギフトで一本化できると便利なのでは、と感じています 。 
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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