• QUOカード

社会貢献型QUOカードは、木をルーツとする当社にとって最適な選択

ナイス株式会社 様

管理本部 総務部 山田 真弘 様
管理本部 総務部 冨宇加 浩平 様

業種 不動産

公開日:2025.03.27

建築資材事業や住宅事業、木造建設事業など、「木」を中心とした事業を展開しているナイス株式会社。同社は木の利活用を通じて、人と暮らしをつなぎ、彩りある未来を実現することを目標にしている。1962年の上場以来、株主様への還元は配当のみを実施してきたが、このたび初めて社会貢献型QUOカードを使い株主優待を実施した。



QUOカード採用の決め手について

上場以来、株主様への還元は配当を基本としてきましたが、今回初めて株主優待を実施しました。

私たちは1950年に創業し、1962年に東証上場、現在はスタンダード市場に上場しています。上場以来、株主様への利益還元は配当を基本としていましたが、今回初めて株主優待を実施することにしました。
優待導入の理由は、特に個人の株主様に自社のことを知ってもらい投資先として魅力を感じてもらうために、効果的な取り組みであると考えたこと、その結果として株主様の数が増えることを期待したからでした。

このような考えから、当初は自社グループで販売している小豆島産100%のオリーブオイルや木製製品を優待の候補として検討しました。
しかし、オリーブオイルは供給の安定性を考えて断念、木製製品も配送コストや配送時の破損トラブルなどを考えて不採用となりました。その後も株主様が「本当に欲しいもの」、また「誰でも喜んでいただけるもの」について検討する中で、株主様は優待利回りなども考慮されるだろうと考え、現金に近い利便性の高いものを用意してはどうかという案が出てきました。
最終的に、「森づくり・人づくり」活動に活かされる「緑の募金」への寄付金が付与されるという点で、当社の経営方針にマッチすること、かつ身近なお店で幅広く使えるQUOカードに決まったのです。



ご高齢の方でも使いやすく、コンビニをはじめとする身近なお店で使えるという利便性の良さがQUOカードの魅力です。

今回の株主優待では、株式の保有数と継続保有期間で贈呈するQUOカードの金額を分けました。まず、継続保有期間が3年未満で100株以上300株未満の方にはQUOカード500円分、300株以上500株未満の方は1,000円分、500株以上の方は1,500円分というようにです。
また継続保有期間が3年以上の株主様には、この金額の倍のQUOカード(株数に応じ1,000円分、2,000円分、3,000円分)を贈呈することにしました。

QUOカードPayやポイント付与型の優待なども検討しましたが、株の保有年数から当社の株主様にはご高齢の方が多いことは理解しておりました。
ご高齢の株主様でも、どなたでも使いやすいものが良かったのです。皆様に利用していただくにあたって、実際にモノとしてお渡しでき、ブランド力と知名度の高いQUOカードは魅力でした。

またQUOカードは商品券と違い、コンビニで気軽に使えます。コンビニをよくお使いになる会社員の方は、お小遣いをもらった感覚に近いかもしれないですね。
さらにカード型は、財布に入れても邪魔にならず持ち歩くのに便利なことや、もらった方だけでなく家族や他の方へのちょっとしたプレゼントに使えることもポイントになりました。



社会貢献型のQUOカードは、森林や地球環境を大切にする当社の姿勢にピッタリでした。



今回株主優待に採用したQUOカードは、公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」への寄付金つき「おもいやり」QUOカードというものです(カード1枚につき10円が「緑の募金」へ寄付される)。
この寄付金は、国内の森林整備や子どもたちへの森林環境教育、災害復旧支援などに活用されます。

当社は「木材流通」がルーツの企業として、森林育成から素材の生産・流通・製材・製材品流通・プレカット加工、建材・住宅設備機器の流通・建築現場への物流、さらには建築までを網羅した、木材住宅・建築物のサプライチェーンを構築しています。また、全国に社有林「ナイスの森🄬」を保有しており、社有林の保全・育成を通じて、地球温暖化防止への貢献を目指しています。

このように、人と環境にやさしい自然素材「木」の普及を経営活動の基本としている当社と、収益の一部が公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」へ寄付され、緑化推進に役立てられる「おもいやり」QUOカードは、とても親和性が高いものです。
また「おもいやり」QUOカードデザインも、まさに当社の姿勢にピッタリのデザインで、株主様からはオリジナルデザインではないのか?というお声もいただきました(笑)。



株主優待を行って実感したことについて

今までは開封されにくかった株主通信を、開けていただけるようになりました。

株主優待にQUOカードを導入すると発表した途端、多くの株主様から賛同のお声をいただきました。また、今まではなかなか開けていただけなかった株主通信を、QUOカードが入っているということで開封していただけるようにもなりました。
当社のWebサイトにも株主通信の情報は上げているのですが、閲覧される方には限りがございます。ですから株主通信を開封していただけるようになったのは、とても大きな成果ですね。

株主様からのお声としては、

「今まで(株主通信の)封筒を開いたことがなかったが、初めて開けた」

「家族にプレゼントすることで、コミュニケーションツールになった」

「汎用性が高いQUOカードを選んでくれて良かった」 等々のお言葉をいただいており、その反響は大きなものでした。

カード1枚が高額ではないので、お孫さんへのプレゼントに最適だったり、プリペイドで限度額が決まっているのでお子様に使わせても安心なのだと思います。
またコンビニで使えるところが、非常にポイントが高い。小さなお子様からご高齢の方まで、迷うことなく使えますからね。中には奥様が先に封筒を開けて、QUOカードだけがなくなっていた、なんてお話もありました(笑)。

一方でご不満などの連絡はゼロでした。株主様には、納得してお使いいただいているものと感じています。初回導入時は12月の中間配当と同時の発送でしたが、次回は6月総会後の発送となります。株主総会の準備に追われる時期と重複しますが、実務的な負担があまりないことがわかりましたので、発送に関わる不安はありません。



今後のQUOカード活用について

長く当社の株主様でいていただくために、今後もQUOカードを活用したいと考えています。

先ほど株主優待のQUOカードは、株数と保有期間に応じて金額が上がると申し上げましたが、この基準は株を長く保有していただきたいと考えて決めたものです。
今回の株主優待で直接アンケートなどは実施していませんが、営業担当が株主様に聞いた話を総合すると、優待としてQUOカードはとても好評です。

またQUOカードは、株主優待のツールとして思った以上に浸透しているという印象をもちましたし、企業の理念や価値観を伝える手段としても機能していることもわかりました。
長く当社の株主様でいていただくために、今後も半年に1回、QUOカードを活用した優待を続けていく予定です。
また株主優待にはQUOカードを用いていますが、社内の表彰等においては利用の幅が広いQUOカードPayの活用も考えています。



ナイス株式会社

1950年の創業以来、「木」を中心とした建築資材事業や住宅事業、木造建設事業などの事業を展開。木の利活用を通じて人と暮らしをつなぎ、彩りある未来を実現することを目標としている。一方で全国8カ所に社有林「ナイスの森」を所有して育林に努めるなど、地球環境への配慮も行っている。



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